消化器内科

  • 胃の調子が悪い、吐き気・嘔吐がある。
  • 肝臓の数値の異常を指摘された。
  • 胆のうにポリープを指摘された。
  • 胸やけがする。

主な消化器疾患

悪性腫瘍(胃がん、肝臓がん、膵臓がん、胆のうがん など)

慢性的な腹痛がある時は、生命予後におおきく影響する悪性疾患をまずは鑑別する必要があります。特にアルコールをたくさん摂取する方や、喫煙をされる方はがんの危険が高いので積極的に検査をうけることが重要です。また、慢性胃炎、ピロリ菌感染の既往がある方は胃がんの発症リスクが高いといわれているので定期的な胃カメラによる検査が大切です。

脂肪肝

検診などで脂肪肝による肝機能異常を指摘されることがあります。飲酒量が多いことによるアルコール性のものと、アルコールを摂取していないのに発症する非アルコール性のもの(非アルコール性脂肪性肝疾患)があります。非アルコール性脂肪性肝疾患の10%程度は肝硬変へ進行する非アルコール性脂肪性肝炎であり注意が必要です。脂肪肝の発症は生活習慣と関連していますので、食事、運動の見直しが必要です。

胆のうポリープ

検診の腹部エコー検査で胆のうにポリープが指摘されることがあります。胆のうのポリープの多くは良性のもので特に問題はありませんが、なかにはがんが存在することがあります。とくに徐々に大きくなるポリープはがんが発生することがありますので、定期的に腹部エコーで経過観察することが大切です。

逆流性食道炎

胃酸が食道へ逆流することにより、胸やけ、のどの違和感、慢性的な咳などの症状を発症します。近年の、食事の欧米化、高齢化による円背などが原因となることがあります。時に、食道がんの原因となることがあるので注意が必要です。